購入するケース

車検のない車を手に入れたら

車と円マーク

敷地内に何十台もの中古車を並べている中古車専門店や自動車メーカーのディーラー で自動車を購入するのなら、車検が切れたままで納車されることはないでしょう。 中古車だと丸々2年残っていることはなくても、少なくとも1ヶ月以上は快適に ドライブ出来る状態で販売されていると思われますので、気に入ったマシーンが 見つかって交渉成立し自宅に届けられたら、その日のうちに友人宅を回ってみんな を助手席や後部座席に乗せて深夜のハンバーガーショップでお祝いをすることも、 当たり前のようにすることができてしまいます。 ですが専門店ではなくオークションで流通している自動車は車検が切れているのも 多くあり、その場合は購入を決めてもすぐに運転してハンバーガーを食べに行く いくことは出来ないでしょう。 ならポテトだけ、チキンだけというのもダメで、その前にいくつか手続きを済ませ なければひとりで運転してコーラを飲みに行くのも許されません。 車検切れの自動車を友人から「欲しかったらあげるよ」と言われて手に入れた車 にも同じことが言えます。

名義変更

中古車を購入、あるいは譲渡してもらったらまず名義変更を行うのですが、 車検が切れているままでは名義変更ができませんので最初にそれを解決しないと 一歩も先には進めずそこで立ち尽くすだけです。 車検が有効な状態で車庫証明もある、この条件が満たされなければ名義変更は 不可能なので、車検切れの車を自分名義にするのは少しばかり長い道のりです。 まずは公道を走行できるよう仮ナンバーを取得して検査場へ持ち込み合格する のを目標としますが、もしもその時点で整備不良が明らかなら検査場へ行く前に 修理や部品交換、点検を一通り行いましょう。 ブレーキランプが切れている、タイヤの溝がほとんど残っていない、バッテリー があがっていてエンジンがかからない、そんな状態なら不合格は確実で、検査を 受ける手間も時間ももったいないだけです。 自宅のガレージでやってもいいし修理工場にお願いしてもいいですが、公道は 走行できないことを踏まえてどうするかを決めて下さい。

車検の後に名義変更

検査に合格する自信が沸いてきたら仮ナンバーを交付してもらい、車検を受ける ための予約もして検査場へといざ出発です。 新たな車検証をゲットしたら自分に名義変更するため、自分にはその車を停める 駐車場があることを示す車庫証明をゲットしましょう。 これは警察署に申請するのですが駐車場が確保できていなければ車庫証明は もらえないので、必要なら先に月極駐車場を契約しておきましょう。 他に必要な書類は旧所有者の譲渡証明書と委任状と印鑑証明、あとは新所有者の 印鑑証明と実印です。 これを揃えたら陸運局で手続きを行いに向かいましょう。 ここまで読んで「うわ、無知な私がやるには大変そうだな」と挫折しそうになった 人は専門業者に代行手数料を支払ってお願いしてもいいかもしれません。 平日しか受付の窓口は開いてませんし手数料分の仕事はしてもらえます。 なんとか時間を作って自力で名義変更をするよりも、短期間で全てを完遂して くれるでしょうから悪い話ではありませんよ。